2002年4月15日月曜日

癒し

ふとTVを見ていると、いかにもバカそうな女が
メンバー全員のルックスはアイドル並みだが
ウンコのような音楽を垂れ流すバンドを前に
「彼らの音楽を聞いていると癒されるぅ。」
などと、ふざけた顔同様にふざけた発言をしていたのです。
この怒りを何にぶつけたらよいのだろうかと頭を悩ませていた
まさにその瞬間、マリアがそっと近づき語りかけて来ました。
「なすがままに」

気が付くと、僕は本能が赴くままにCDを選んでいたのです。
そして、僕なりに選んだ清涼剤的BGMは
��0曲入りの2枚組ファーストアルバムを出して解散を予定し
インタビュー中に、ナイフで自らの腕に4REALと彫り込んだ
元祖癒し系バンド、マニック・ストリート・プリチャ-ズ。
高校の学園祭でカバーしたのを思いだし、ちょっとおセンチな気分です。
彼らの歌詞は今見ても、非常に私たちの心を癒してくれます。
ワンコーラスだけ紹介してみましょう。

「MOTOWN JUNK」

お前らなんかと共存したくなかった
お前らに教えられたのは窒息死する程の退屈さと
安っぽい夢に漂流する事だけ
そんなものは何の役にも立ちゃしない
惨めな街で神経が麻痺し
奴らの為に墓穴を掘ってやりたいだけさ

モータウン、モータウン・ジャンク
ジョン・レノンが死んだ時はあざ笑ってやった
��1年間、生きてきた俺にとって
これっぱかしの意味も持たなかったんだ

モータウン・ジャンク、終身奴隷制度
ラブ・ソングは下層階級の裏切りを象徴し
��68秒間だけ若者の鼓動を止める
��68秒間だけ思考回路を停止できるんだ

どうです?癒されましたか?
ポップなパンクナンバーによって吐き出される
胸に響くような心地よい言葉の数々。
その後バンドは解散&ビートルズ批判も撤回
歌詞とギターを担当していたメンバーが一人失踪するも
音楽的深化がうかがえるアルバムを順調にリリースして
今では、UKを代表するバンドにまでなりました。
めでたし、めでたし。

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